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Graduates Special Contents


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Graduates Number 01 


空間設計の学びを活かして
内装の設計施行を企画しています




環境デザイン 2020年卒  
安田昴平
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株式会社アートフリーク
/商空間部 企画営業課
仕事内容
私は企業様のオフィス・ショールーム/店舗/ギャラリー等の非住宅の内装空間の設計施工を担っている部署に所属しており、企画営業課として提案から納品までの全フローをディレクションするプロジェクトリーダーを務めています。

大学時代に学んだこと
私は環境デザインコースに所属し、建築・プロダクトデザインを学びました。
中でも印象深いのは、卒業制作で進めた「都市計画」です。私は静岡市の浅間神社前に位置する門前町を舞台に“賑わいを創出するストリート” をテーマに計画しました。
そもそも賑わいがある街とは何なのか、という賑わいの定義を知るところから始まりました。そして国内外の賑わいのある街とそうでない街の比較、賑わいが生まれるメカニズム、人間の心理効果まで深掘る事で賑わいある街について研究をしました。
その上で現状の浅間神社通りが抱える課題を洗い出し、ストリートデザインというアプローチで賑わいが生まれる仕掛けを空間に落としこんだ研究結果を発表しました。
この課題を通じて人間の心理効果とデザインの密接な関係性を知り、デザインの奥深さと楽しさを改めて感じました。
また在学中は様々なデザイン課題を受けてきましたが、時間をかけてひとつのジャンルについて自分で深く研究できた経験は、とても貴重であったと今でも実感しております。


大学の学びと仕事との繋がり
私は今の仕事は営業として設計をディレクションする立場であり、プランを起こす役目ではありませんが、学生時代に培った空間設計の知識や考え方を活かしながらお客様に納得して頂けるような空間を提供しています。
授業とは違い実際にお客様がいる中でクライアントが抱える課題を洗い出し、予算等の様々な条件下でそれをクリアできるようなデザインは何なのか考えていく事は、この仕事を続けていく上での永遠のテーマです。
そして、その壁に直面した時には、いつも在学中に教わってきた“アート”と“デザイン”の違いや“デザインは課題解決の手段である”という言葉を思い出しています。


Graduates Number 02


表現者として考え、伝えてきた
その経験を芸術教育に繋げています




アート表現 2019年卒 
佐藤真弥
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静岡市立高松中学校
/教員
仕事内容
私は中学校教諭として、美術の科目を担当するほか、生徒指導や部活顧問、また学校におけるさまざまな分掌の仕事をしています。

大学時代に学んだこと
私は造形学部ではアート表現コースに所属し、主にファインアートについて油彩やアクリル、金属、粘土、版画など様々な素材で作品制作をしてきました。制作では毎回、「なぜその素材で作品を造るのか、自分の思いはそれでどう表現できるのか」と自問自答しながら制作していました。最終的には展示をして他者にも鑑賞してもらい、いろんなことを考えたり感じたりしてもらうことが目的であったため、自分の思いと形が一貫しているということを大切にしていました。作品を見てくれた人の心を動かしたり、思考するきっかけになったりしたらいいなと思いました。

大学の学びと仕事との繋がり
そういった活動をしていく中で、表現者は「客観的に考える力」や「伝える力」が重要だと感じました。その力は現在の教師の仕事をする上で、子どもたちに美術の魅力を知ってもらったり、表現する楽しさを経験してもらったりするときにも活かされていると思います。
教師を目指すきっかけになったのは、大学一年生の時に履修した「教育学」でした。子どもの発達段階に合わせて教育や指導がされていたり、生徒が自ら課題に取り組むような授業づくりがされていたりしたことを知り、「自分が中学生の時の先生は、こうやって教えてくれていたのか!」と目から鱗が落ちるような発見がありました。それをきっかけに、子どもたちに美術の楽しさを伝えていきたいと思い教師を目指し始めました。
造形学部では美術科について学び、教育学部の学生とは子どもの実態について考え意見を共有したり、授業実践をしたりして課題に取り組みました。悩みながら学習指導案を書いたり、子どもたちの視点や考え方について考えたりしたことは教師になった今、しっかり生かされていると感じますと実感しています。現場に出ればさらに新しく覚える事や応用も必要になりますが、大学時代に学んだことは基礎になります。みんなでお互いを高め合いながら知識・技術を極めて行って欲しいなと思います。


Graduates Number 03


人の気持ちや行動を捉える技術が
新製品やサービスの開発に
活きている




ビジュアルデザイン 2019年卒 
森本涼子
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ライオン株式会社
/ビジネス開発センター
仕事内容
私はライオン株式会社、ビジネス開発センターという部署で新規事業の開発・推進をしています。ライオンといえば洗剤やハミガキといった製品の会社というイメージがあると思いますが、日用品にとどまらず、人の健康や衛生に関わる新しい事業を生み出そうと日々試行錯誤しています。
私の仕事は、現在の事業カテゴリに囚われない新しい事業をつくる内容です。具体的には、生活者の行動観察から課題を特定し、課題を解決するプロダクトやサービスを開発しています。また、製品の開発だけではなく、継続的に使ってもらうためのマーケティング施策の検討や、営業など幅広い仕事に関わっています。
現在は「足を洗うシーンでの新しい習慣づくり」のために、製品の開発や地域・行政を巻き込むサービスの構想を考え実際に検証をしています。


大学時代に学んだこと
大学の学びと仕事との繋がり

大学時代は造形学部のビジュアルデザインコースに在籍しており、UXデザインを専門的に学んでいました。人の気持ちや行動を捉えていくためのインタビューや行動観察、分析手法を学び、「生活者が本当に価値を感じるものは何か?」を突き詰めながらサービスを考え、情報冊子やアプリケーションなどの形にしていきました。
実際に「銀行サービスの改善を考える」という課題をしていた時に、銀行窓口の様子を行動観察する機会がありました。私自身も「銀行は手続きに時間がかかる」と感じていましたが、現場の様子を観察すると、ATMでの振り込み操作に手間取っている人が多いことが分かりました。そこからATMの操作性や店舗の動線の改善提案をしていきました。
この経験は目の前の出来事を当たり前と決めつけず、日常生活を捉えなおすことの大切さを知るきっかけとなりました。現在の仕事でも、利用する人や関係する人達の行動や生活をよく観察し捉えなおしていくことが重要です。製品づくりだけでなくマーケティングや営業を含む事業開発の基本的な姿勢として大切にしています。


Graduates Number 04


グラフィックデザインは
自己表現ではない
その学びを企業の魅力作りに
活かしています




ビジュアルデザイン 2018年卒 
大石叶夢
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株式会社Skyfall
/クリエイティブ本部制作局
仕事内容
主な仕事はコーポレートサイトデザインに関連するディレクションです。具体的には広報用のバナー制作や、人事で使う写真の撮影、コーポレートサイトのデザイン、社内イベントで流すための動画制作のディレクション等を行なっています。他には自社サービスのUI設計や社内のデザイン向上のための勉強会なども積極的に開催しています。

大学時代に学んだこと
造形学部ではビジュアルデザインコースに所属して、グラフィックデザインやUI/UX デザインを学んでいました。技術的な面もありますが、より本質的なところを学ぶことができたと思っています。中でも、デザインは目的ではなく手段の一つであると理解したことは大きな経験です。デザイナーにとって大切なことは、自分がやりたいデザインではなく、「どうすれば相手に喜んでもらえるだろうか」「この課題の本質は何なのだろうか」など相手のためになることを徹底的に考えて、今できる最大限のクリエイティブでニーズを満たすこと。そして、「自己表現ではなくコミュニケーションの一つである」ということを学びました。

大学の学びと仕事との繋がり
こうした思いやりの心があれば、グラフィックデザインでも動画制作でも、Web 制作でも、どのようなアウトプットであってもクライアントやユーザーを幸せにすることができます。いくらデザインが上手でもコミュニケーションができなければ仕事は貰えません。私はデザインが他の人より優れているわけではありませんが、広告代理店、デザイン事務所、IT 事業会社とキャリアを積み、個人でもたくさんの仕事をいただき、家電系インフルエンサーとして活動できている理由は、相手が今一番欲しているクリエイティブを的確に提案できているからだと思います。
現在勤めている会社では、コーポレート周りのディレクションをしておりますが、それは会社にとってブランディングに関わる大切な部分でもあります。PR や広告よりも深い、より本質的なところで社内外を問わず、会社の魅力を伝えていかなければなりません。
IT 企業でブランドデザイナー・グラフィックデザイナーの募集は少なく、ブランディングの部分は代理店に任せている企業も少なくありません。その中で私は、クライアントにとってPR や広告よりも深い、ブランディングに関わる大切な部分で企業の魅力を伝えていかなければなりません。そのような部分が担当できているのも、見た目だけではない、より本質的な部分を大学で学べたからだと思います。


Graduates Number 05


在学中の資格取得の経験が
建築設計の仕事に繋がりました

環境デザイン 2017年卒 
中原由希子
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久保田建設株式会社
/設計部
仕事内容
私は新築戸建ての設計を担当することが多いのですが、建築を検討されているお施主様へのヒアリングから始まり、フィードバックをくり返しながらのプランニング、着工後の施工の監理、竣工後のアフターサポートなどを行います。注文住宅の為、お施主様のご要望に寄り添って、ご家族ごとの理想の住まいをご提案できるよう心がけています。初回のヒアリングからお引き渡しまで、設計担当として最後までお付き合いさせていただきます。

大学時代に学んだこと
環境デザインコースで、建築、プロダクトデザインを学びました。設計についての基礎知識や建築の歴史などです。同じ学科の友人たちも建築に興味のある人達だったので、休日に建築巡りをしたりすることもありました。楽しかったです。

大学時代の学びで印象深いこと
掛川にある松ヶ岡(旧山﨑家住宅)という古民家で、文化財の復元のお手伝いをさせていただきました。専門家のご指導の下、改修されていた天井を取り除く作業でした。天井板を外して、隠れていた大きな骨組みが現れ、本来の姿が見えたときには感動しました。構造材の勉強をすることもできました。由緒ある建築物の修復に携わることができて、貴重な体験でした。
また、卒業設計では担当の先生が、学生一人ひとりのペースを尊重しながら一緒に考えてくれました。私は自分の案が納得できるまで、期限間近まで考えたいという性格だったので、自分のペースでやり切れたことが嬉しく印象深いです。


大学の学びと仕事との繋がり
建築、プロダクトどちらも関心があったので両方を学べることが嬉しかったです。
そのおかげで家具やインテリアについての知識が増え、授業で学んだことを基盤に勉強して、大学時代にインテリアコーディネーターの資格を取得しました。資格の勉強を大学時代に経験できたので、就職してからも二級建築士の資格を目指す流れがイメージできました。
こうして二級建築士を取得し、目標としていた設計士に転職できたので、大学での学びが今の仕事につながっています。


Graduates Number 06


UX/UIデザインの
実践プロジェクトで得た論理的
スキルが仕事でも活きています




デジタル表現デザイン 2021年卒 
望月結真
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株式会社建設システム(KENTEM)
/Uiデザイン部
仕事内容
私は静岡県のKENTEM(株式会社建設システム)のUI デザイン部で、自社製品のUI デザイン・ユーザビリティテストを行っています。
KENTEM は静岡県に本社を置くIT 企業で、建設業界に向けたBtoB(企業向け)ソフトウェアを開発しています。建設業では現在人材不足問題が深刻化している中、ICT 技術を利活用した生産性向上を目指して、様々な製品サービスの改良や新規開発が進んでいます。
例えば道路工事などは、どのように工事を進めるかを決める設計や、現状道路がどのような状態かを調査する測量、写真撮影、工事後に設計に対してどれぐらいの精度で工事できたかを確認する出来形管理などの仕事があります。専門的な知識が必要になる分、大変なことも多いですが、課題が解決できたときのやりがいも大きいものがあります。
その中で、私は既存デスクトップアプリをweb アプリ化するリニューアル企画に参画しており、建設業のユーザーが求める要件を調査するためのUI プロトタイプを作成中です。


大学時代に学んだこと
大学の学びと仕事との繋がり

大学時代は造形学部デジタル表現デザインコースに在籍し、未来デザイン研究会に所属してUX/UI デザインを学んでいました。
中でもプロジェクト参加の経験を通して「思考を言語化する力」つまりアウトプットに対する説明スキルが身についたと感じています。
大学でも社会でもデザインの仕事には説明する行為も含まれます。アート活動では言語化できない表現に重きを置く場合もありますが、ビジネスの現場では言語化が必要不可欠なのです。研究会では県内外の多くの企業や行政、市民の方々と一緒に実践的なデザイン活動に取り組み、大勢の場で発表することでこうした力を培うことができたのだと思います。表面上の狭義のデザインに加えて、これらの実践的な経験が今自分の糧になっていると実感しています。

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