健康科学部静岡理学療法学科の中野 渉准教授らの研究グループは、熊本県熊本市で開催された第12回日本サルコペニア・フレイル学会大会において、静岡研究の成果を発表しました。静岡研究は、最先端の予防医学研究およびその社会実装を目的とした大規模コホート研究であり、常葉大学健康科学部 静岡理学療法学科の教員が調査・研究に参加しています。
【発表演題】
中野渉、加藤倫卓、栗田泰成、中野聡子、鬼頭和也、三好圭、髙木大輔、足立拓史、栗山長門、田中仁啓、尾崎悦子、串田修、田原康玄.地域在住高齢者における筋肉特性指標としての位相角の有用性:静岡研究
【研究の概要】
生体電気インピーダンス法で測定される位相角や、握力・歩行速度などの身体機能は、筋肉の質と関連することが知られています。そこで、かもけん!検診およびふくけん!検診に参加された65歳以上の方のデータをもとに、位相角や身体機能の低下と筋質との関連を検討しました。その結果、位相角が低い方の64%は身体機能が正常であるにもかかわらず、下肢の筋肉内に脂肪蓄積が認められました。このことから、位相角の測定によって、身体機能検査では捉えにくい筋肉の質的低下を検出できる可能性が示されました。
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