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訳書『意識はどこから生まれてくるのか』を刊行しました/佐渡忠洋准教授


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本学健康プロデュース学部心身マネジメント学科の佐渡忠洋准教授が、2021年7月に青土社から刊行しました。

意識はどこから生まれてくるのか

原著: Mark Solms, The Hidden Spring: A Journey to the Source of Consciousness. New York, London: W. W. Norton. 2021.

マーク・ソームズ 著, 岸本寛史、佐渡忠洋 訳
青土社 2021年7月27日 本体3,080円
ISBN: 978-4-7917-7396-1

http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3587

神経心理学者であり精神分析家でもある著者マーク・ソームズは、本書で「意識はどこから生まれてくるのか」という問いに取り組んでいます。この問題の歴史は古く、今日では「ハードプロブレム」(難しい問題)と呼ばれているもので、要するに、細胞の集まりである生理的・物理的なものから、どのようにして、そしてなぜ、心理的・主観的な「わたし」が生まれてくるのか、という謎のことです。この難問にソームズは、神経科学、精神分析学、自由エネルギー原理(カール・フリストン)から、自分史と臨床例も挙げつつ、新しい仮説を提示しています。客観と主観を同等に扱い続けているソームズの、まさに集大成といえる一般書です。
意識や心に関心をもつ方々のまざなしを、認知から感情(affect)・感じ(feeling)へと、そして、大脳皮質から脳幹へと鋭く転回させる本書は、すでに世界で注目を集めています。翻訳にあたり、著者から「日本語版の序文」も掲載されました。


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