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スポーツ実施率向上を目指して


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実験指標:スポーツ選手の注意関連電位

皆さん日々「運動」をしていますか?人の健康を考えるうえで日々の「運動」は欠かせないものです。私はそんな「運動」が体にどのような影響を及ぼすかについて研究を行っています。専門領域としては「運動生理学」という学問になります。
運動が体に及ぼす影響に関しては、呼吸循環器系や筋肉、骨への影響など様々な研究がなされていますが、私はその中でも神経系、特に中枢神経系への影響を研究しています。「運動生理学」といっても様々な器官を対象にしており非常に複雑に細分化されているということです。
「運動生理学」も体育科学・スポーツ科学の一学問領域となります。正会員数約5500名(2021.4現在)、国内の体育学研究領域における最大の学術研究団体である「日本体育・スポーツ・健康学会(旧日本体育学会)」には、15の領域が存在し、「運動生理学」もその一つにあたります。
いろいろな領域で、いろいろな考え方はありますが、大筋、適度な運動は、人の健康増進を推し進め、人生を豊かにするといった結果が出ています。そして「運動」の効果は広く国民に知れ渡ってきています。
しかし「運動」はなかなか実施することはできない、継続することができないものです。実際に本常葉大学がある静岡県の小学生についてですが、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果、静岡県小学校男子の「1週間の総運動時間」は全国平均と比較して50分短いこと、小学生男女の体力低下が著しく、特に男子は全国平均との差が拡大している種目が多いということが明らかとなっています。
私は現在、静岡県の「子供の体力向上推進委員会」の委員を務めており、本委員会では、「体力アップコンテストしずおか」の実施方法、子供の体力向上施策等の検討をしています(HPをご覧ください。)。

しずおか元気っ子Lab 〜静岡県子供の体力向上ホームページ〜
(別ウィンドウで開きます)

子どもからお年寄りまでの各ライフステージにおける「運動」の実施・継続は重要な課題です。スポーツに興味をもっている皆さんも自分のために、市民のために「運動」を科学してみませんか?

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