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人生の「作業」は人それぞれであり作業療法士はその「作業」を援助します


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人は生まれてから人生を終えるまで、食事や排せつなどの身の回りのこと、楽しむための趣味、生活のために働くといった生きていくうえで大切なことに従事します。この営みが、はじめから最後までまったく同じであるという人はいません。つまり、人は自分にとって大切なことを選択し、人それぞれの「営み;作業」を行っています。
病気になるとこの日々の営みが変わることがあり、病気の種類によって、これまで当たり前に行ったきた大切なことができなくなることがあります。例えば、脳の病気により、座れなくなったり、歩けなくなったりすることもあります。そうなると、これまでのように食事をしたり、トイレに行ったり、服を着替えたり、お風呂に入ったりといった身の回りのことだけでなく、楽しんでいた趣味や勉強のために学校に行くこと、生活のために働くことといった、あらゆることができなくなります。
作業療法士は、このように病気などによって、日々の営みができなくなった人に対し、その人の思いをしっかりと受け止めて、できなくなった身の回りのことや趣味、就学、仕事といった大切な「作業」を援助します。例えば、食事やトイレや楽しんでいた趣味ができなくなれば、動作を工夫し、周囲の環境を整えて、それができるようになるように援助します。
作業療法は、人それぞれの、人生にとって大切な「作業」を援助する魅力のある仕事です。そして私たちは、学生の皆さんだけでなく、卒業後の療法士の方々とも真心を持ってより良い学びを共有し、ともに成長することに努めています。

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