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能登半島被災地支援-心のケア活動-を実施しました/地域貢献センター HUVOC


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9月13日(土曜日)から15日(月曜日)の3日間、浜松キャンパスのボランティアサークルThunderBirdsとSinQ(健康鍼灸学科)、社会環境学科の学生と健康科学研究科の大学院生、計13名は、日本財団ボランティアセンターとの共催で能登半島地震の被災地である輪島市・穴水町・能登町で『心のケア活動』を行いました。

学生らは、日頃の学びや経験を生かして、工作や足湯、カフェや物品配布会などを企画し、被災地の子どもたちや仮設住宅の住民らを対象に交流の場を提供しました。
穴水町では、昨年同様、認定NPO法人レスキューストックヤードが管理する仮設住宅で活動を行いました。現地で活動するにあたり、穴水町には衣料品店が少なく、洋服を見るだけでも楽しいということを事前に伺い、大学周辺の社会福祉協議会や商店街、地元の高校生などの協力を得て衣料品等を回収しました。1000点を超える品物が集まりましたが、厳選した200点程度を現地で配布しました。配布会に訪れた方々は、手に取って体に当ててみては楽しそうに品物を選んでいました。時には「息子のところにいたけど、故郷でもある仮設に戻ってきた」と避難生活の苦労を話してくれました。
室内では、静岡県の銘菓とお茶を提供し傾聴活動を行いました。また、鍼灸学を学ぶ学生による手技と足湯は人気で、高齢者の方々に日々の疲れを癒していただきました。
能登町『こぶし』でも同様の活動を行いました。住民の方は生活の基盤が戻りつつあり、訪問時は「農作業が忙しい」と話されていました。

最後に訪問した輪島朝市通りにある『柚餅子総本家中浦屋』は、震災により3店舗と工場を失った老舗和菓子店で、9月6日(土曜日)にようやく仮店舗をオープンしたところでした。
お話を伺った場所は輪島市の伝統的な建物でしたが、「もう店舗としては使えない」と話してくれました。また、中浦政克社長は、かつて輪島塗で栄えたこの街に対し「輪島は変わらなければいけない」と話していたのが印象的でした。 
参加したThunderBirdsの小倉佑太さん(スポーツ健康科学科3年)は、「昨年に比べ人の動き、街の景色が変わり、幹線道路も修復が進み、最低限の生活や経済活動はできているように感じた。復興が進むなか本当に困っている方々がわかりづらくなっていくような気がする」と話し、同サークルの中園彩花さん(健康栄養学科1年)は「災害を教訓に。風化させてはいけないと感じた」と話しました。

ボランティアサークルThunderBirdsは、大学祭で中浦屋の商品を仕入れ、販売することで能登半島地震の被災他の現状を広く知ってもらうことを計画していています。

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