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渡辺崋山 西王母図


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渡辺崋山
1793-1841 (寛政5-天保12) 年

西王母図

1816 (文化13) 年
絹本着色、軸装、1幅
25.0×41.0 ㎝





長寿を願った漢の武帝に西王母が仙桃を捧げたという中国の故事に基づいて描いたものである。
西王母の顔、着物いずれの描写も繊細を極め美しい着色がなされている。さらに冠、着物の模様には細筆で金泥描がなされている。
「丙子冬十月」に写したと年紀が入っているが、崋山二十四歳の作品である。若い崋山でなくてはできない張り詰めたような緊張感が細部に感じられる。
崋山の家は幼少より貧困であったと伝えられるが、その中での絵画制作の厳しさをひしひしと感じさせる作品である。

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