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平井顕斎 楼閣山水図


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平井顕斎
1802-1856 (享和2-安政3) 年

楼閣山水図

1853(嘉永6) 年
絹本着色、軸装、1幅
175.3×94.0 ㎝



画面左上に「僊山楼閣、癸丑桂月、写於読画室中、為守江池谷詞宗雅鑑、三谷山樵忱」とある。僊山とは仙山と同じ意味で仙人の住む山のことである。また楼閣とは重層の建物のことでよく中国風の建物に描かれる。雲海が占める上方の山には滝が描かれ、下方の渓流には歩廊が岩陰に見え隠れている。堂々とした大画面である。
癸丑桂月とは嘉永6年(1853)8月のことで、《碧山墨趣図》が水墨画であるのに対し、本図は着色画というようにほとんど同時期にこのような多彩な作画活動が成されていたことは顕斎の幅広い画家としての一面を見ることができるといえよう。

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