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人口減少でこれから起きること


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2019年4月法学部特任教授に就任した望月久です。私は、学生時代、花粉で皆さんを悩ませているスギの遺伝解析の基礎研究を行っていました。そこで卒業後は大学で学んだ林業に関係する仕事に就きたいと考え、公務員を目指します。
静岡市に採用後、始めの6年間は林業の振興を担当し、その後、教育委員会、財政、東静岡駅周辺整備、障害者福祉、清水病院、葵区など計12回の人事異動を通して様々な仕事を経験します。最も長く勤務したのは、市の予算編成や財政運営を行う部署で、通算すると14年間になりました。このように行政が取扱う業務は多岐に渡るため、公務員は様々な仕事に携わることになります。また、本人の希望で特定の分野の専門性を高めることや幅広い知識を身に付けることもできます。市役所は住民の方の最も身近で行政サービスを提供するため、市民の方の反応を肌で感じることのできる大変やりがいのある仕事だと考えます。学生の皆さん、是非公務員にチャレンジしてください。
さて、現在、日本では人口減少や少子高齢化が進展しています。望月ゼミではこのような社会状況の変化の中、私たちが暮らす地域が抱えている課題について調査・分析し、解決に向けた政策の立案に取り組んでいます。このテーマは、私が長く実務を経験した公務員の仕事とも深い関係があります。現在、全国の地方自治体では、それぞれの将来の人口ビジョンに基づき総合戦略を策定し、地域の特性を活かした持続可能なまちづくりを進めています。ゼミでは、これから社会の中心となる学生が日本や地方の実態を把握し、人口減少や少子高齢化の時代の変化にどのように対応すべきか、自分事として考えることに重点を置いて私と共に学んでいます。
学生が立案した政策が実際の地方自治体の課題解決の指針となる日を目指し、日々取り組んでいます。

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