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子どもの「いま、ここにある」表現とともに


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幼い頃から絵を描くのが好きでした。チラシの裏が白ければお姫様の絵を描き、中学生の時は休日に美術の教科書に載っていた油絵(確か天使の絵でした)を模写して気づけば外が真っ暗になっていることもありました。そんな私ですが、今では保育者を目指す学生と一緒に、「子どもたちと表現を楽しむには」を日々考え実践・研究しています。

最近は保育の現場等で、子どもたちと日本画材を使って絵を描くことを楽しんでいます。「日本画」の絵の具は岩石や鉱物、貝殻を砕いた砂状のものでできていて(岩絵の具と言います)、それを指で接着剤と混ぜてから描きます。普段使う水彩絵の具とは違った感触で、子どもたちは手で絵の具を混ぜることを楽しみ、砂遊びをするような、実験をするような感覚で描いています。
また、保育者と協働し、園庭の土で子どもたちと一緒に絵具を作って絵を描く実践も行いました。「土」と一口に言っても、その色や質感は様々です。自分が普段遊んでいる園庭の土ならばその愛着もひとしお。一つ一つの土の絵の具に物語を感じながら描く子どもの姿が印象的でした。

子どもたちは日々の生活の中で、自分の気持ち、考えなどを様々な方法で表現します。子どもたちの「いま、ここにある」素朴な表現を大切に、そして一緒に楽しみながら、これからも実践を重ねていきたいと思います。

親子で日本画材を使って描くワークショップ

土を集めた園庭で作品を飾ってみる


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