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Vol.4


在宅しながら親子でできる児童英語:こどもと英語に触れて楽しみましょう

こどもと英語

英語教育は早ければ早い方がいいのか、英会話教室に通わせた方がいいのかなどいろいろと迷うところだと思います。親は英語が話せないから英会話教室に通わせておけば安心だと考える方もいらっしゃいます。どの選択肢が正しく、正しくないかの答えはありません。大切なことは、こどもの英語への興味・関心です。こどもが「英語が好き!」という感情が沸いていれば、自然と英語に意識が向き「知りたい!」「声に出してみたい!」という思いに移行します。そして、自ら「これは英語で何て言うの?」などと質問してくるはずです。小学校高学年以上の児童であれば、興味のある洋画、外国の歌に触れてみようという意識が生まれてきます。


こどもと英語に触れることとは

親御さんの中には「英語が話せないから…」とおっしゃる方が大半だと思います。しかし、皆さんは早い方で小学校の中高学年、少なくとも中学生では英語を義務教育の中で習っています。その持ち前の英語を楽しくこどもと触れられるように少し思考を転回するだけでいいのです。特に園児は英語を音で楽しみ、日本語とは異なる音に興味を持ちます。そして一つ一つ英語を日本語にしなくても状況から英語を理解してしまいます。その力を上手く使うとこどもは英語に触れることが楽しく感じます。例えば、階段を上る時、one, two, three, …と言いながら上るだけで、1,2,3の数字だと分かります。こどもと一緒に階段を上る時は、日本語で数字を言い、下りる時は英語で言いながら行うと、いつしかこどもが一人で階段を上り下りする時に英語で数を言うようになります。2階建ての家の階段は10段以上あるので、10以上の数を覚えるにはちょうどいい学びの場になります。こどもは身体を使いながら英語の音を入れていく方が身に付きます。


親子でできる英語遊びの例

ここで力説したいのは、何をどのように学ぶかも大事ですが、むしろ親子のふれあいの機会として英語が役にたつということです。それによって豊かな情緒が親子に育まれることが第一の目的なのです。
♢ Seven Steps(セブンステップ)という歌は1~7の数字を順に歌っていきます。身体の部位(頭、肩、鼻…)に触れながら歌うとより楽しくなります。
♢ Rock, Scissors, Paper – What Shall We Make?(グーチョキバで何作ろう)これは園児にとっては定番の歌です。自然に英語の音を楽しめてしまいます。
♢ アルファベットを2組(計52枚)作り神経衰弱ができます。取ったアルファベットから始まる単語を親子で探してみます。I like…, I don’t like…, I have…, I want…等の簡単な文につなげるだけで、英語を話している感が沸きます。
♢ 色鬼、フルーツバスケットを野菜、動物に置き換えて英語でゲームをしても楽しめますが、これはお友達が数人いる方が盛り上がります。
大切なことは、親子で英語を音遊びだと思って楽しむことです。身近な遊びを英語に変えるだけで日本語とは違う音遊びになります。英語を教えるのではなく楽しみましょう。
執筆者 福田鈴子
健康プロデュース学部 こども健康学科 講師
(専門は異文化コミュニケーション)

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