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授業紹介 -実践的教材開発研究Ⅱ(社会)-


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タブレットとパソコンを併用しての学修

 今回は「実践的教材開発研究Ⅱ(社会科)」の授業紹介をしたいと思います!

 この授業では社会科を通して教材の本質や構造、教材研究の方法を理解し、模擬授業を通して小学校社会科の授業を活性化させるための教材開発を目指すことが目的です。
5月には2回のオンライン授業が行われ、学生同士で熱い議論が繰り広げられました。めまぐるしく変わる社会情勢や地域の実態を教員が正確に把握し、どのような授業を行うべきなのか、教材はどのようにあるべきなのか、互いの考えを共有しとても充実した時間を過ごせたと感じています。
6月からは、意見交換を行って授業案を作成し、模擬授業を行います。どんな授業になるのかとても楽しみでワクワクします!

 付け加えてオンライン授業を通して感じた良さと体験したからこそ見えてきた課題についてお話しします。
オンライン授業の最大の良さは「家での学修が充実する」ことだと感じました。大学に行けない中でもオンラインでの授業やゼミを通して新たな知見が得られたり不安な気持ちを共有できたりできることで、自宅での自律的な学修を実現させることができました。課題のやり取りだけではなく、相手の顔を見て声を出すことで気持ちを切り替えて頑張ることができたのかもしれません。また、私は遠距離通学であるため、通常往復4時間を費やします。これまで電車でうとうとしながら過ごしていた時間を、読書に費やしたり研究に費やしたりするなど自身の生活を見直し、1日の時間の使い方を変えることができました。
 一方でオンライン授業を体験して初めて見えてくる気付きもありました。それは「言葉が飛びかわないことや、みんなが近くにいるという空気感を感じることが学習者にとって強い刺激になっていた」ということです。対面授業では、問いに対し、受講者が頭の中で考えている無言の時間が生まれることは自然だと思います。しかし、オンライン授業では「ミュート機能」があったり、「隣の人」の存在が薄かったりします。このため、周りの人の考えている表情や、うまく言葉にできないもどかしさを空気で感じることができません。こういった空気感が自分を刺激していたのだと、オンライン授業になって初めて気付きました。と同時に、自分が授業者になった際に「待つ」ことの価値について捉え直すことができました。

学部卒院生2年 畠山 夏奈 

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