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第17回 卒業制作展 学生インタビュー(5)「街と地域と人のつながりを盛り上げる大学生」


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第17回 卒業制作展 学生インタビュー(5)
「街と地域と人のつながりを盛り上げる大学生」

T.Wさん(環境デザインコース)

第5回目の取材は「街と地域と人のつながりを盛り上げる大学生」を制作したT.Wさんです(匿名希望)。T.Wさんの作品作りの魅力や、卒業制作展にかける思いについて伺いました。


経験から抱いた課題を建築で解決する

自身の制作活動について語るT.Wさん

「常葉大学の学生が何をしているのか、何を勉強しているのかが地域に伝わっていないなと思ったので、それを卒業制作のテーマにしました。

(写真の模型を示しながら)この課題を建築とからめて、学生の住むアパートみたいなもの、老夫婦と一般のひとが使えるシェアハウス、カフェを考えてみました。一つの土地で違う人たちが一緒に住むことでお互いに刺激を得ることができ、例えば学生が何をしているかを地域に発信し、そこでもっと交流が生まれたらいいなと思います」

経験から抱いた課題を建築で解決する

卒業制作の模型のひとつ

「常葉大学の学生が何をしているのか、何を勉強しているのかが地域に伝わっていないなと思ったので、それを卒業制作のテーマにしました。

(写真の模型を示しながら)この課題を建築とからめて、学生の住むアパートみたいなもの、老夫婦と一般のひとが使えるシェアハウス、カフェを考えてみました。一つの土地で違う人たちが一緒に住むことでお互いに刺激を得ることができ、例えば学生が何をしているかを地域に発信し、そこでもっと交流が生まれたらいいなと思います」

T.Wさんが就職活動をする中で、造形学部の学生が何をしているのか、何を作っているのかを聞かれることが多かったそうです。そのため、T.Wさんは常葉大学の学生の活動が地域に伝わっていないことに課題を感じました。そして、瀬名キャンパスを拠点としている造形学部と短期大学部音楽科、両方の特徴を活かした交流を生み出す場をつくる目的で二つの建物を計画しました。



スケールにこだわらない卒業制作

学生として感じた身近な課題を卒業制作のテーマに選んだT.Wさん。大学4年間の学びがどのように作品に活かされているのか、伺いました。

「いろいろな建築を知っていく中で、家の中でも小さい建物が好きだと気づきました。大きい家を作るより、小さい家を作ると、そこに入れられるものは必然的に限られてきます。それらをどう計画するか考えるのが、すごく好きですね」

高校は普通科で、大学から専門的なことを学び始めたというT.Wさん。細かなところまで設計されたT.Wさんの作品は、「感覚に頼らず、全部にしっかりと理由がありますね」と指導教員の土屋和男先生にも評価されています。


コロナだからと比較されない、今までに負けない作品制作

「今年はコロナが流行しました。授業の仕組みが一時期変わって、なかなか進みませんでしたし、そもそも卒業制作展にどれだけの方が足を運んでくれるか心配です。不安はいっぱいあります。

でもその分、コロナの時の卒業生だっていわれないくらい、比べられても大丈夫、むしろ勝とうというくらいの気持ちでやっています」

常葉大学では緊急事態宣言以降、オンラインを利用した授業が取り入れられました。画面越しでの会話は対面授業に比べ制限があり、急に使いこなすことは難しいです。その中でも、ひとつひとつに理由を持ち、高い精度で作られていったT.Wさんの作品は、これまでの卒業生にも負けない魅力が詰まっているものであると感じました。T.Wさん、ありがとうございました。

環境デザインコースで指導を受けた、土屋和男先生と一緒に

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