
常葉大学経営学部の安齋眞行ゼミは、2026年10月17日(土曜日)・18日(日曜日)の2日間、愛知県南知多町・篠島で開催された、愛知県主催、株式会社パソナJOB HUB運営のフィールドワークモニターツアーに参加しました。本活動は、愛知県の『令和8年度 あいちの離島魅力向上事業』の一環として、常葉大学・愛知工業大学合同で実施されたものです。本学からは、経営学部3年の田畑裕沙さん、2年の川村美琴さん、大野千奈さんが参加しました。昨年度は水産関係事業者の経営課題を中心に学びましたが、今回は観光関係事業者へのヒアリングや島内散策を通じて、篠島の魅力と課題を捉え、地域に継続して関わる方法を考えました。
島の歴史と、地域づくりに携わる人々の思いを知る
17日は、篠島デューテラスで、南知多町議会議員の藤井様をはじめ、篠島まちづくり会の方々と意見交換を行いました。漁業や観光の変遷、伊勢神宮とのつながり、人口減少や担い手確保などについてお話を伺い、地域の歴史と現在の課題を結び付けて学びました。
また、昨年度から交流を重ねているヤマシン商店の天野峰夫様からもお話を伺い、島の水産業や地域の暮らしについて理解を深めました。継続して参加した学生と新たに参加した学生がともに地域の方々と対話し、これまでの学びを次の活動へつなぐ機会となりました。
また、昨年度から交流を重ねているヤマシン商店の天野峰夫様からもお話を伺い、島の水産業や地域の暮らしについて理解を深めました。継続して参加した学生と新たに参加した学生がともに地域の方々と対話し、これまでの学びを次の活動へつなぐ機会となりました。

篠島デューテラスでの交流では、飲食や体験活動、イベントが来島のきっかけとなることや、島外から訪れた人がリピーター、移住者、地域の担い手へとつながる可能性を知りました。「篠島の良さを知ってもらいたい」という事業者の思いに触れ、情報発信と人との関係づくりの大切さを考えました。
島内散策では、景観や街並み、暮らしの様子を自分たちの目で確かめました。学生たちは、観光地としての魅力だけでなく、そこに暮らす人々の日常や、受け継がれてきた文化にも目を向けました。
島内散策では、景観や街並み、暮らしの様子を自分たちの目で確かめました。学生たちは、観光地としての魅力だけでなく、そこに暮らす人々の日常や、受け継がれてきた文化にも目を向けました。
料理やおもてなしの価値を、会計・経営の視点で考える
17日夜から18日にかけては、『料理民宿 湧泉』の川口様から、民宿の歩みや料理へのこだわり、顧客との関係づくり、集客上の課題についてお話を伺いました。学生たちは、地元の魚介類を使った料理を実際に味わい、素材に調理技術や手間、おもてなしが加わることで生まれる価値を体感しました。そのうえで、月別売上、予約経路、客室稼働率などを整理し、事業者の経験や実感と数値を照らし合わせる重要性について学びました。SNSや口コミによる情報発信、季節ごとの集客、宿泊施設と飲食店の連携についても意見を交わしました。改善案を考える際には、長年培われた技術や顧客との信頼関係を理解し、現場の人員や設備も踏まえることが大切だと確認しました。
ウニの養殖から、環境教育と観光の可能性を探る
18日午後は、篠島観光協会の小久保様から、ウニの養殖への挑戦と、島全体を舞台とする『エコパークプロジェクト』の構想について伺いました。飼育設備の見学では、水温管理や飼育コスト、地下海水の活用など、実証段階での工夫と課題を学びました。また、研究者と漁業者が協力し、その成果を親子向けの体験学習や観光につなげる構想を通じて、漁業・環境保全・教育・観光を組み合わせる可能性を考えました。
さらに、こうした活動を継続するためには、個々の取組を地域で共有し、島民、事業者、大学、企業などが役割を分担して協力する仕組みが重要であることを学びました。
さらに、こうした活動を継続するためには、個々の取組を地域で共有し、島民、事業者、大学、企業などが役割を分担して協力する仕組みが重要であることを学びました。
『現地現物』の学びを、学年を超えてつなぐ

活動後の振り返りでは、現地を訪れて島の暮らしや人のつながりを知ることができたこと、地域を良くしたいという思いは共通していても事業者によって進め方が異なること、篠島の魅力をもっと多くの人に伝えたいことなどが、学生から感想として挙げられました。
昨年度から継続して参加した田畑さんと、今回参加した2年生がともに学ぶことで、これまでの経験に新しい視点を重ねる機会にもなりました。教室で学んだ会計や経営の知識を、現場の声や実際の体験と結び付ける2日間となりました。
昨年度から継続して参加した田畑さんと、今回参加した2年生がともに学ぶことで、これまでの経験に新しい視点を重ねる機会にもなりました。教室で学んだ会計や経営の知識を、現場の声や実際の体験と結び付ける2日間となりました。
今後の展開
今後は、現地で見聞きした事実と自分たちの考えを整理し、事業者の強みや課題を踏まえた改善案、篠島の魅力を伝える方法を検討していきます。安齋ゼミでは、これからも『現地現物』を大切に、地域の皆様との対話を重ねながら、学年を超えて継続する実践的な学びに取り組んでまいります。










