ブラジル人ギタリスト ホブソン・ミゲル氏(Robson Miguel)が来日し、11月11日(火曜日)に本学の外国語学部グローバルコミュニケーション学科の授業(1年生向けポルトガル語)で特別講演を行いました。本講演は、在浜松ブラジル総領事館のご協力により実現しました。

ミゲル氏は、『ボサノバ』『サンバ』『ショーロ』等のブラジル音楽の演奏者として、世界のギターランキングで注目された国際的に著名なギタリストです。授業では、ギターを奏でながら、ブラジルの文化はポルトガル人・先住民・黒人・外国人移民の文化が融合して形成されていることや、ミゲル氏は先住民の先祖を持ち、近年は自然と一体の暮らしを継承してきた先住民の豊かな文化や多数の言語が失われつつあることの懸念をお話しされました。また、2025年は、ブラジルと日本の正式な国交が結ばれてから130周年という友好交流年であり、両国の架け橋となるブラジルの日系社会や在日ブラジル人を通じた両国の深い結びつきについても言及されました。
参加した学生からは、ギターの魅力や、好きな日本の音楽について質問があり、ミゲル氏が弾く『上を向いて歩こう』を参加者と共に歌いました。また、ミゲル氏によってブラジル国歌がポルトガル語以外の言語として初めて正式にグアラニー語へ翻訳されたことに関して、ブラジル国民の一員である先住民が国歌の意味を知ることが重要と考えたことや、グアラニー語には無いポルトガル語の翻訳が難しかったことを話されました。最後に、ボサノバの名曲『イパネマの娘』をポルトガル語で合唱し、ミゲル氏の手ほどきを受けながら、音楽に合わせたサンバのステップにチャレンジしました。陽気なミゲル氏の人柄もあり、大変楽しい特別講演となりました。





講演後には安武伸朗学長を表敬訪問し、日本の大学の教育や施設が充実しているとの印象を持ったこと、来日中の日本人の丁寧な応対ぶり、音楽を通じた文化普及を話題に懇談しました。
今後も、学生のポルトガル語への学習意欲やブラジル文化への関心を高める機会を創っていきたいと思います。
今後も、学生のポルトガル語への学習意欲やブラジル文化への関心を高める機会を創っていきたいと思います。
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