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『パレスチナ・ガザの現状と世界の医療団の活動』についてセミナーを開催しました/健康科学部 国際交流委員会


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10月28日(火曜日)、認定NPO法人世界の医療団( メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)の事務局長である米良彰子さんをお招きし、『パレスチナ・ガザの現状と世界の医療団の活動』について、セミナーを開催しました。
このセミナーは学科・学部を越えて多くの学生が参加できるように、昼休みの時間帯に昼食をとりながら参加できる『ランチョンセミナー』形式で開催しました。セミナーには水落キャンパスの学生や教職員、附属常葉中学・高等学校の生徒や教員、一般の方々など合わせて約50人が参加しました。

世界の医療団は、世界に17の活動拠点があり、70か国以上で『医療』から疎外された人々の支援にあたっており、パレスチナ・ガザでの医療支援活動は1994年に開始しました。2023年10月のイスラエルによるガザへの攻撃が開始されてからもガザ全域で活動を続けています。米良事務局長は水や食料、医薬品が不足する中、現地事務所が空爆で破壊されながらも活動を続けている現地職員へのインタビュー動画や活動の写真を紹介しながら、支援活動の困難さやガザの現状を話されました。また、世界の医療団が活動するガザの医療施設でのモニタリング(2024年)では、1歳未満の乳幼児のほぼ4人に1人、妊娠中および授乳中の女性の5人に1人が急性栄養不良という結果であったことや、ガザ地区で活動する40団体のうち93%が支援物資の在庫が底をついた、またはほぼ底をついていると報告されていることに触れ、パレスチナ人の生存が危機的な状況になっていると訴えました。
イスラエルによる攻撃は、2年以上経過した今も停戦と攻撃を繰り返し続いています。私たちは不自由なく平和に暮らしていますが、日々多くのパレスチナ人が空爆と飢餓などで犠牲になっていることを忘れてはいけないと感じました。
今回のセミナーは10月28日(火曜日)の『NHKニュース たっぷり静岡』で放映されました。


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