本学外国語学部英米語学科3年の中村優さんの留学プランが、第17期『トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム』派遣留学生に採択され、令和7年8月末に渡航先であるスリランカに出発しました。
本学では、常葉大学の建学の精神『より高きを目指して~Learning for life~』を体現する中村優さんの留学プランの発表とプランの成功祈願を兼ね、8月20日(水曜日)に静岡草薙キャンパスにおいて、ささやかながら激励会を開催しました。本学教職員や学生が集まり、中村優さんの挑戦を応援するとともに、今後の活躍に期待を込めて温かい言葉が贈られました。
中村優さんはスリランカでの留学を通じて、現地での教育支援活動などを通じて国際的な視野を広げることを目指しています。
本学では、常葉大学の建学の精神『より高きを目指して~Learning for life~』を体現する中村優さんの留学プランの発表とプランの成功祈願を兼ね、8月20日(水曜日)に静岡草薙キャンパスにおいて、ささやかながら激励会を開催しました。本学教職員や学生が集まり、中村優さんの挑戦を応援するとともに、今後の活躍に期待を込めて温かい言葉が贈られました。
中村優さんはスリランカでの留学を通じて、現地での教育支援活動などを通じて国際的な視野を広げることを目指しています。
| 【『トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム』とは】 文部科学省が主導する官民協働の海外留学支援制度で、意欲ある高校生・大学生を対象に、奨学金を提供しながら、グローバルな視野と実践力を育むことを目的としています。 採択を受けた各留学生は、留学前オリエンテーションから始まり、留学中の活動、帰国後の報告会など、国のプログラムに参加することとなっています。これら一連のプログラムを通じた”出会い”こそ、大きな価値と意義があり、留学生の可能性を大きく広げる由来となっています。 中村優さんは、社会課題の解決に向けた独自のアイデアや実績を持つ学生を対象としたイノベーターコースにエントリーし、全国で49名採用の狭き門に採択されました。(参照)URL:https://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/uv/(別ウィンドウで開きます) |
中村 優さんの活動プラン
<留学の目的・活動内容・抱負などを伺いました>
私の活動プランのテーマ(大目標)は、日本人若年層が海外へ飛び立つプログラムの開発です。この目標実現のため、スリランカ第二の都市である『キャンディ』の日本語学校でのインターンシップを通して、留学先地域のスリランカにとっても、日本にとっても有益なプログラムとなることに必要な課題を発見し、帰国以降の活動プランに還元することを今回の目的としています。
スリランカでは、日本語学習者も多く、日本語教育の需要は非常に高いのですが、日本語教師の供給が不足しています。反面、日本語教師の余剰がある日本の状況から、双方の需給バランスをとることができれば双方の利益に直結すると考えました。
スリランカでは、日本語学習者も多く、日本語教育の需要は非常に高いのですが、日本語教師の供給が不足しています。反面、日本語教師の余剰がある日本の状況から、双方の需給バランスをとることができれば双方の利益に直結すると考えました。
具体的には・・・
以上のことを活動のメインに据えています。
昨年9月にカンボジアに1カ月滞在、春休みにもさまざまな国にバックパッカーで訪問しました。
シンガポールでは、現地企業の方へ活動への協力を依頼しましたが、期待通りの成果が得られない経験がありました。今回、自分の好きなスリランカで、自分が思い描くことに挑戦できることがとても嬉しいです。自分のやりたいことをサポートしてくれる方々や機関に感謝し、得られたこの機会を大切にしたいと思います。
- 現地ニーズに応える日本語教師を増やすプログラムの開発
- 自身が現地日本語教師になり、スリランカの子どもたちに日本語を教える経験知を得る
- SNS発信により、日本・スリランカの双方を知ってもらう
以上のことを活動のメインに据えています。
昨年9月にカンボジアに1カ月滞在、春休みにもさまざまな国にバックパッカーで訪問しました。
シンガポールでは、現地企業の方へ活動への協力を依頼しましたが、期待通りの成果が得られない経験がありました。今回、自分の好きなスリランカで、自分が思い描くことに挑戦できることがとても嬉しいです。自分のやりたいことをサポートしてくれる方々や機関に感謝し、得られたこの機会を大切にしたいと思います。
外国語学習支援センター(FLSSC)内にある世界地図のスリランカ(留学先)にシールが貼付されました
外国語学部教員から ~ 中村さんへの応援メッセージ ~
| 増井実子 外国語学部長 このたびのプログラム採択を、大変誇らしく思います。中村さんのオープンな人柄は、多くの人々の心を開き、つながりを生み出す力があります。誰とでも心を通わせようとする姿勢は、私たちが大切にしている「オープンマインド」の理念を体現しており、大変心強く感じています。さらに、中村さんは「海外では日本語を学びたい人が多いのに先生が足りず、日本では逆に先生が余っている」という現実に目を向けています。こうした状況を結びつけ、双方に新しい可能性を生み出そうとする姿勢は、とても創造的です。このような先輩が現れたことは、後輩たちにとっても大きな励みとなり、進むべき道を示してくれることでしょう。 留学先では、美味しい食文化も体験しながら横のつながりを大切にし、新たな人生の一歩を豊かに刻んでいただきたいと思います。 |
| 新妻明子 英米語学科長 中村さんからプログラム内容についてご相談いただいた際、バックパッカーとして海外を巡られたエピソードやプログラムへの思いを伺いました。その時の瞳の輝きや表情、ご自身の思いをまっすぐに語る熱意がとても印象的でした。 その熱意が、このようなご縁やきっかけを生み出し、思い描いていた未来へとつながっていくのだと思います。多くの人との出会いや刺激が、自分の「やりたいこと」をより明確にし、実現への道筋を築いて、成長につながっていくのだと改めて感じています。 学内外における縦(先輩・後輩)と横(仲間・同僚など)のつながりを大切にしながら、常葉大学から海外へと発信するようなプログラムが生まれることを心から願っています。精一杯楽しんで、頑張ってきてください。 |
| 小池理恵 教授(指導担当教員) 二つの深いご縁を感じております。まず、私自身、中村さんと同じくらいの年に初めてパスポートをとり1カ月ほど滞在した国がスリランカでした。当時電話線を引くために日本人が派遣されていました。スリランカは「インド洋の真珠」とも称される美しい島国です。「開かれたインド太平洋」を掲げる日本の立ち位置と通じるところがあり、今回の派遣が国際的で広い視野をはぐくむすばらしい機会となると信じます。 また、私のゼミには三代続けて「優さん」というお名前の学生さんたちを迎えています。二人の先輩「優さん」たちも国際的に活躍されています。人を憂える優しさと、それができる人こそが優秀であるともいえると思います。現地の方々に寄り添ったプロジェクトの進行とご自身の更なるステップアップを願っています。 |
左から新妻学科長、増井学部長、中村優さん、小池教授、宮腰副センター長
教職員と記念撮影
最後に中村さんに出席者全員から“いってらっしゃい”とエールを送りました。中村さんが無事に留学を終え、帰国されることを心より願っております。
関連リンク
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