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第2回しずおか高校生探究学習発表大会を開催しました/経営学部


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2024年2月3日(土曜日)浜松キャンパストコハホールにおいて、経営学部主催の第2回しずおか高校生探究学習発表大会を開催しました。

当日は約100名(発表者・引率教員・大学教員・学生スタッフのほか、近隣高校の生徒、他県からの観覧希望者など)の参加がありました。応募総数41作品の中から本学経営学部教員による厳正な審査を経て、第一次審査を通過した8チームによる発表大会となりました。
本大会の大きな特徴は、高校生が日頃から授業などを通じて行っている探究学習の発表の場であることです。高校生自身が社会問題や地域の課題に対し問題意識を持ち、それぞれ探究活動を深め、その内容をまとめて発表すること、他校の生徒の発表を聞いて自分の探究の参考とすることなどを目的としています。したがって、応募された作品のテーマも多岐にわたり、それぞれの高校生の身近な問題点についてフレッシュな視点で考えられたものが多く見られました。

審査は、①問題意識の明確さ、②調査・研究の充実度、③プレゼンテーション発表力、④質疑応答、の4項目で評価が行われ、グランプリ(1チーム)と準グランプリ(2チーム)、特別賞と奨励賞が各1チーム選ばれました。

グランプリは浜松学芸高等学校の発表でした。浜松市の地場産業である「注染染め」の衰退を受け、その原因を探究して地域内での観光のムーブメントにするために行ってきた活動が評価されました。
準グランプリ(浜松いわた信用金庫賞)は静岡県立浜北西高等学校による発表でした。「地元の防災」をテーマとして取り上げ、実際に町内を歩いてフィールドワークを行い、多くの人に正しい防災の知識を知ってもらうことを目標とした探究活動の発表で、実際にフィールドワークなどで生きた情報を収集したこと、聞き手を巻き込むプレゼンテーションの技術などが評価されました。
準グランプリ(遠州信用金庫賞)は静岡県西遠女子学園高等学校による発表でした。近年の異常気象の原因である地球温暖化に影響を及ぼしているといわれるエネルギー問題をテーマにしたもので、浜松の日照時間の長さなどその土地の風土や気象をいかした再生可能エネルギーを組み合わせたエネルギーミックスの可能性について探究されたものでした。世界の課題である環境について、地元の特徴をとらえて新しい提案をしようという試みが評価されました。
それぞれのチームが、自分自身の地元の課題についてきちんと理解しようとしていたこと、大切な自分の地元をより良くするために高校生として何ができるかを考えていたことが共通点でした。審査結果は以下の通りです。

第2回 しずおか高校生探求学習発表大会審査結果

高校名・チーム名 タイトル
グランプリ 浜松学芸高等学校
注染Union
注染をもっと身近に!!!
準グランプリ
(浜松いわた信用金庫賞)
静岡県立浜北西高等学校
地域まもり隊
防災の流儀
準グランプリ
(遠州信用金庫賞)
静岡県西遠女子学園高等学校
エネルギーresearchers
変えられるのは私たちだけ どうする未来のエネルギー
特別賞 沼津市立沼津高等学校
市立沼津23HR
沼津市の小学校教育の向上
奨励賞 静岡県立韮山高等学校
ちゃんどるず
三島・管並みの観光活性化
入 選 沼津市立沼津高等学校
シュレディンガーのキャッツ
子どもの遊び場について
入 選 静岡県立富士宮西高等学校
富士宮ゴミ減量団
再生されない資源を減らす
入 選 静岡県立富士宮西高等学校
教育文化C
もっと楽しむ御神火祭り
~44年前の自由な発想と努力が起こした奇跡~

なお、当大会は2023年度を持って終了し、2024年度からは常葉大学と静岡県教育委員会の共催により開催される予定となっています。今大会をさらに発展的に拡大させて参りますので、来年度も本学の発表大会へのご参加をよろしくお願いいたします。来年度の大会実施についての詳細は随時HP等でご案内いたします。

審査の講評

審査委員長 経営学部 教授 白 春騮

こんにちは。審査委員長を務めております、常葉大学経営学部教員の白と申します。
私から審査講評ということで、審査員各位の意見をまとめた内容を説明させていただきます。宜しくお願いします。
まず、本日、令和5年度の「しずおか高校生探求学習発表会」が多数のご参加のもとで、行われまして大変有意義な活動になりましたことを関係者方々に感謝申し上げます。
そして、この発表会に参加するにあたり、発表内容について情報の収集と整理、そしてそれに基づき調査研究と発表の準備等に取り組んでいただきました発表者の皆様、多忙な業務の中、熱心に指導を行っていただきました各高校の先生の皆様に深く敬意を表します。  
さて、各チームの皆さんには、こういう場で探求学習の成果を発表することは、色々と大変だったろうと思いますが、この発表により学習目標の明確化、学習意欲の向上、そして、プレゼンテーションのスキルを磨く良い機会にもなったのではないかと言えます。
審査委員会として、各チームの皆さんの発表作品を審査するにあたり、「問題意識の明確さ」、「調査、研究の充実度」、「プレゼンテーションの発表力」、「質疑応答」という四つの項目に基づき、各項目10点、合計40点満点で審査・評価を行いました。
発表全体を通してですが、 各チームが明確な問題意識と、多彩なアイデアと発想を持ちまして、綿密な調査研究に取り組む等が大変上手にまとめられていることに、とても高い評価を与えております。そして、各チームは問題解決を目指してそれぞれの本領を存分に発揮したという印象が深く与えられています。また、質疑に対して簡潔明快に応答し十分な意思疎通が取れたと思われます。
最後になりますが、今年度の発表会に参加する全てのチームの発表には、一つ一つがそれぞれの課題に着目して、真剣に調査研究を行い、色々な解決方法等を考えているからこそ、本日の発表会に辿り着いたのであります。そのため、本日の経験を糧にして、さらにデータの蓄積や考察を加えていただき、来年度も引き続き素晴らしい作品が発表されるように、期待しております。
以上、講評及び審査結果の報告と致します。これを持ちまして、講評を終らせていただきます。

第2回 しずおか高校生探求学習発表大会プログラム

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