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静岡県企業の気候変動適応策について調べるため(株)浜松パルス様を訪問しました/経営学部 林ゼミナール


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本学経営学部では、大学が行政、企業と協力し、地域社会への貢献を果たすため教育および研究活動を行っております。

その一環として、常葉大学経営学部林信濃ゼミナールでは静岡県環境衛生科学研究所の静岡県気候変動適応センターと協働し静岡県内の気候変動適応策をビジネスとして活かしている企業の聞き取り調査を行っております。今般、環境衛生科学研究所の神谷主査のご紹介により、光触媒を用いて農産物を腐敗から守る空気清浄機の開発に成功した(株)浜松パルスを訪問し、聞き取り調査を行いました。訪問先では代表取締役の鈴木社長をはじめ開発の指揮を執った近藤室長、企画開発室の古橋様から詳しい説明を伺い、理解を深めることが出来ました。

浜松パルス様は電子部品のプリント基板実装組立を本業にしつつ、年々温暖化が進む状況下で長期保存が必要な農産物が影響を受けることを知り、画期的な割合で空気中のカビや細菌を吸収し農産物の品質低下や腐敗による廃棄を減少させる空気清浄機エア・リバイブを開発・製造しています。この製品の普及により、フードロスの大幅な軽減が期待されるだけでなく、冷蔵コストの減少からカーボンニュートラルへの貢献が見込まれます。さらに静岡県の農産物の長期にわたる品質の維持にも寄与することが可能であり大きな可能性を秘めております。
静岡県の企業への聞き取り調査は前回に続いて第3回目でしたが、静岡県内の企業のユニークな取り組みを研究し、環境への取り組みが経済にとっても良い影響を与える事例研究をさらに進めてまいりたいと思います。

なお、今回の訪問は静岡県気候変動適応センターのニュースレターで2024年2月頃に紹介される予定です。


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