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「人口減少が続く中山間地の移住者増加策」について静岡市に提案しました/法学部・法律学科3年望月ゼミ


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法学部法律学科 3年望月ゼミでは、人口減少や少子高齢化、外国人労働者の増加などが進行する中、私たちが暮らす地域が抱える課題について調査・分析し、今後求められる政策の立案を行っています。
前期は、実務を担当する静岡市職員を講師に招き、地方創生、経済・産業振興策、多文化共生社会、SDGsと地方創生について意見交換を通じ、理解を深めました。
後期は、「しずおか中部連携中枢都市圏地域課題解決事業」に静岡市から提出された「人口減少が続く中山間地の移住者増加策」について検討を行いました。新型コロナでフィールドワークは行えませんでしたが、調査資料などを基にグループごとに分析を進め、各グループの解決策をゼミとして一つの案にまとめました。
検討の中では、まず静岡市の中山間地域「オクシズ」が現状で抱える「移住者が少ない」、「認知度が少ない」、「住居不足」などの課題を抽出しました。
「情報発信の不足」の課題については、住民の方やボランティアの学生、交流人口や関係人口の担い手となる人々が自らSNSや動画などでオクシズの特産品や自然スポット等の魅力、移住に関する情報などを発信することを提案しました。

「移住者が少ない」課題については、いきなり移住するのではなく、まずは気軽に地域住民との交流や体験などから始めるハードルを下げた「ゆるい移住」の提案を行いました。また、「移住者のターゲットを絞るべき」として、子育て世代への移住政策や情報発信力のある大学生をターゲットにした取組を提案しました。
「空き家の不足」の課題については、空き家バンクへの登録に所有者にメリットを設けることやオクシズの木材を利用したマイハウスなどを提案しました。
12月14日(火曜日)には静岡市葵区職員の方をお招きし、3年ゼミ活動の集大成となるプレゼンテーションを行いました。発表を聴いた静岡市葵区職員の方からは、限られた期間・情報の中、良く考えられていると評価を頂きました。現在、静岡市では「葵区オクシズ人口減少対策プロジェクト」を進めており、今回学生から提案のあったような効果的な情報発信や移住生活の充実策について検討を重ねているとのことでした。また、課題解決策の検討にあたっては、手段にとらわれず目指す姿をイメージして考えることがとても重要だとのアドバイスもいただきました。
ゼミ生たちは、自分たちが立案した政策を行政担当者に発表した経験を通じ、公共政策に対する理解を深め、最後までやり遂げた達成感を感じていました。


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