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【学長メッセージ】後期授業の開始に際して


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令和2年9月10日
学生の皆さんへ常葉大学学長  江藤 秀一
短期大学部学長 木宮 健二

後期授業の開始に際して
 皆さん、夏休みをどのように過ごされましたか。前期のオンライン授業では課題に追われ、また、大学構内での様々な活動が制限され、大変につらい思いをされたことだと思います。それは私たち教職員も同様で、同僚の一人は、オンライン授業とは24時間勤務であることを悟ったとの感想を述べておりましたし、相手の顔は見えているのだが、その反応が今一つつかめないといった理由から授業後の疲れが倍になるという嘆きも聞きました。一方、皆さんの前期末のアンケートからは、課題の多さと提出までの期限の短さに対する不満、あるいは学習意欲が保てない、集中力が続かないといった悩み、さらには通信環境の問題など、多くの意見が寄せられました。それに対しましては、教員間での情報共有や課題の調整などの対応を進めましたし、皆さんには教務部でポータルサイトの使い方のビデオを作成しましたので参考にしてください。
 前期のオンライン授業を通して、私たちは対面で授業を行うことの意義や仲間と議論することの重要性を再認識いたしました。後期の授業は全授業科目の8割強の科目で対面授業を実施します。皆さんには授業はもちろん、友達との語らいなどを通して、オンライン授業では果たせなかった有意義な学生生活を送っていただくように願っております。この後期の対面授業が新型コロナウイルス感染症によって中断されることなく継続していくには、なんといっても私たち一人ひとりが感染防止に努める以外には方策はありません。特に、後期は晩秋から冬にかけての感染拡大が懸念されます。新型コロナウイルス感染症が蔓延するようになって半年以上が経ち、私たちは感染の可能性が高い行動や場所について多くの情報を得てきております。それらの情報を活かし、皆さんとともに、3密を避け、新しい生活様式に従い、自粛すべきは自粛して、後期授業を全うしたいと願っておりますので、皆さんのご協力を心からお願いいたします。また、皆さんには後期の授業中に不安や悩みごとなどが生じましたら、遠慮なく大学の関係部署へご相談ください。皆さんが安心して勉学に専念できますよう、引き続き支援を行ってまいります。
 新型コロナウイルスは教育のみならず、日常生活のあらゆる面に影響を及ぼし、様々な変化をもたらしております。私たちはオンライン授業やテレワークを体験し、これまでとは異なった教育や仕事の方法を学びつつあります。このような学びを体験したあとでは、私たちの暮らしも社会もコロナ以前の状態に完全に戻ることはないでしょう。これからの時代を担っていく皆さんには、後期に実施されるオンライン授業及び対面授業のそれぞれの利点を大いに活かしていただき、コロナ終息後の社会の在り方や価値観の変化を見据えて、存分に勉学に励むとともに、より充実した学生生活を送っていただきたいと願っております。

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