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2022年度長期留学だより ポルトガル編③


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約半年間の留学生活も今月で折り返し地点に入ります。
(まだまだ新しい発見ばかりですが。)
リスボンも日本と同じように夏から秋になり、落ち葉が舞う季節です。
朝晩は冷え込んできました。
今回はリスボン大学の授業と日常生活(友だち編)について報告します。

・リスボン大学
私は「66th ANNUAL COURSE 2022/2023」を受講しています。
PORTUGUESE AS A FOREIGN LANGUAGE COURSESE
(外国語としてのポルトガル語コース)から選択しました。
1st semester(1学期:前期)は10月6日から1月31日までです。
(ちなみに後期は2月6日から5月30日)
リスボン大学の授業の時期に合わせて、
語学学校や渡航日、帰国日を決めました。
なので、リスボン大学は今回の留学生活の柱となっています。

〈クラス編成について〉
リスボン大学の授業が開始する2週間ほど前に
大学から「レベルチェックテスト問題」がメールで送られてきます。
問題数が50問以上、音声問題もありました。Google formでの回答でした。
それをもとにクラス編成が行われ、
授業開始3日前に「授業の時間割」が送られてきます。
授業の時間割に科目名、時間、教室が書かれています。
初日はドキドキしながら時間割を頼りに教室へ向かいました。
最初の2週間はクラス編成が変動的でした。
学習者自身が自分のレベルに合ったクラスを探すことができる期間です。
「もう少し上のクラスがいいな」「この先生の教え方が好き」
といった理由でクラスを移動することができます。

人数:先生1名、生徒12名
(国籍:中国4名、ロシア2名、アメリカ2名、アルゼンチン1名、
オーストラリア1名、シンガポール1名、日本人1名)
時間:90分/1コマ (前期200時間)
科目名:CPEⅡ /LABⅡ / EFLⅡ / CPOⅡ / AT.IMERS. 計5つ

Universidade de Lisboa- Faculdade de Letras
(リスボン大学−文学部)の建物です。
最寄駅の名前は
「Cidade Universitária(大学の街)」。
周りは大学ばかりです

〈科目について〉
[CPEⅡ -Compreensão e Produção Escrita Ⅱ]
書く力を養うための授業です。長文読解やテーマに沿った作文を書きます。
長文読解は、初めの頃は現在形のみで文章量もA4の半分もないくらいでしたが、
今では未来形・現在形・過去形が混ざった文章で文章量もA4一枚+半分になりました
。授業の最後は、一文ずつ単語の意味を確認しながら皆んなで読みます。
テーマに沿った作文では、これまでに
「As melhores férias que tive(最も良かった休暇について)」
「Envie um postal a um amigo ou familiar (友達か家族にメッセージを書く)」
などを書きました。

[LABⅡ -Laboratório Ⅱ]
アウトプットの場です。
ペアになって習った文法を使いダイアログを作成したり、
賛成・反対のミニ討論会を開いたりします。
(「住むなら都会か田舎か」「コーヒーは甘いか苦いか」など。)
気候や習慣、マナーなど“私たちは異なるバックグラウンドを持っている“
ということに改めて気付かされます。新しい考えに出会えます。

[EFLⅡ -Estrutura e Funcionamento da Língua Ⅱ]
インプットの場です。約1週間かけて1つの文法を丁寧に学びます。
文法に関しては語学学校CIALでも学んできましたが、
語学学校CIALは“広く浅く“、リスボン大学は“狭く深〜く“進んでいます。
語学学校で学んだ時は「あ〜言語のルールか」と
とりあえず規則に従って頭の中に叩き込んでいましたが、
リスボン大学では「音のアクセントを保つために、この音声記号が必要なんだ」
と、理屈を知った上で覚えることができました。

[CPOⅡ -Compreensão e Produção Oral Ⅱ]
聞く力を養うための授業です。スーパーや駅など、
実際に私たちが直面するような会話が中心となっています。
覚えた表現をそのまま日常で使えることは、留学の醍醐味だと思います。
ポルトガル語のポルトガル語に慣れるために、
大学の先生は「家に帰ったらテレビの電源を入れてね〜」とよく言います。

[AT.IMERS. -Actividades de Imersão]
課外活動です。グローバルコミュニケーション学科で例えると、
“協働研究セミナー“に近いです。学んだことを教室外で活かします。
これまでに「休暇の過ごし方についてポルトガル人にインタビューをする」
「美術館に電話をし予約をする」などをしました。
ちなみに予約をした美術館は
Museu Nacional do Azulejo (アズレージョ美術館)です。
ポルトガルで有名なアズレージョ体験をしてきます。


PORTUGUESE AS A FOREIGN LANGUAGE
COURSESE
(外国語としてのポルトガル語コース)
の時間割です。

↑このコーヒーは実際“おちょこ”くらいのサイズです。
初めてコーヒーを注文したときに
あまりの小ささに驚きました。
小さくてもカフェインの量は日本より多い気がします。
(苦い〜)ポルトガル人はお砂糖を2袋入れるそうです。

・日常生活(友だち編)
語学学校CIALからリスボン大学に移り、
周りの友だちも変化しました。
大学が始まって1、2週間は
語学学校との雰囲気の違いから
語学学校やシェアアパートの生活に戻りたくなる日もありました。
なぜかというと語学学校の時は、授業だけでなく、
帰り道や家に帰ってからも、いつでも友だちに囲まれた生活をしていたからです。
しかしリスボン大学に変わった途端、
1日の中で“ひとりの時間“の方が多くなっていました。
授業中は皆んなと一緒に授業を受けて、休憩時間も一緒に過ごしていましたが、
授業が終わった途端にそれぞれ家に帰ってしまいます。
(クラスの約半数がポルトガルに永住するためにポルトガル語を学んでいます。)
この頃は、毎日ひとりで帰っていました。
3週間目のある日、偶然帰り道で同じクラスの中国人の子と逢いました。
その子は「どうしてひとりなの?日本から一緒に来た日本人はいませんか?」
と言いました。
私は日本から1人で来たこと、放課後一緒に過ごす友達がいないことを伝えると
「会够朋友!amigo!amigo!(友だち!友だち!)Vamos tirar fotos!!(写真を撮ろう!)」
とその子は言い、私たちはその場で写真を撮りました。
そして連絡先を交換しました。
この日をきっかけに遊ぶようになりました。
授業後はたった300メートルほどですが、一緒に帰れるところまで帰っています。
今では、同じ方向に家があることを知ったアルゼンチン人と登下校しています。
行きはアルゼンチン人と2人で、
帰りは中国人3人+アルゼンチン人の5人で楽しく帰っています。

↑中国人9人の中に混ざってきました。
同じクラスの中国人が4名います。

リスボンには中国人が多く、
中国の食材や調味料が
揃うスーパーがあります。
この日は皆んなでご飯を作り、
誕生日のお祝いをしました。

↑10月31日は大学でハロウィンパーティーが開かれました。
パーティーに招待してくれたのは、
なんと家探しの時に話を聞いてくれたポルトガル人です!
パーティーは夜9時に始まり、終わるのは朝の4時です

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