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2019年度長期留学だより③(台湾編)


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軽声が無い!?

留学開始から、1か月半が経とうとしています。
本報告では、授業や訪問地で気が付いたことを3点書きましょう。

1つ目は、授業中に気が付いたことです。まず、授業の状況を述べましょう。
授業はまもなくレベル1の教科書を終え、レベル2の教科書に移ろうというところです。
現在は「把構文」を学んでおり、今なお留学前に常葉大学で学んだことの復習となっています。
しかし、自らの会話力が乏しく、留学前に習得しきれなかった点や新たに学ぶ点も多くあるため、
現在の授業は私にとって適切だと感じます。

また、ようやく繁体字にも慣れ、簡体字との書き間違えも少なくなり、
さらに、先生の話す言葉(ティーチャー・トーク)であれば
問題なく聞き取れるようになってきました。
そのような中、授業や宿題を通じて1つの違和感を持ちました。
声調を正しく発音し、記述しているにもかかわらず、先生から訂正されることがあったのです。
気になって先生に尋ねてみたところ、
台湾の中国語には軽声が極端に少ないということが分かりました。
例えば「物」を意味する「東西(dongxi)」は第一声と軽声の組み合わせのはずです。
しかし、台湾の中国語では「西」という音が軽声にはならず、
元々の声調である第一声で発音するのです。
その他にも「心地がいい」を意味する「舒服(shufu)」や、
「大丈夫ですよ」という意味の「沒關係(meiguanxi)」なども、
それぞれの文字に元々の備わる声調のとおりで発音します。
新しく学ぶ単語であれば問題ないものの、
以前に学んだもので軽声だと記憶している単語には、注意が必要になります。

「麻雀の授業」
日本の麻雀は手牌が13牌で進行するのに対し、
台湾は16牌で進行する。
その他に花牌があるなど、日台で微妙に違う。

「紅毛城」
スペインやオランダが統治した時代の砦。
当時の生活の様子を模し、
家具などが配置されていた。

「台北國際旅展」
静岡県のブース。
伊豆や富士山などを含む東部エリアと、
浜名湖を中心とした西部エリアとが
重点的に紹介されていた。

 
 
2つ目は、淡水へ自転車で出かけた際に気が付いたことです。
まず、前回にも報告しましたように、レンタサイクルの普及が凄まじいです。
前回報告したYoubikeの貸し出しだけでなく、
サイクリングロードが整備されている場所や観光地では、
スポーツバイク、2人乗り、4人乗りの自転車なども貸し出されています。
前回は、自転車が通学、通勤、買い物などの場面で利用されていると書きました。
今回、家族(多人数)での利用やレジャー目的での利用もあることが分かりました。

3つ目は、先日、南港展覧館(台北南港エキシビションセンター)で開催された
台北國際旅展というイベントに訪れた際に気が付いたことです。
そのイベントでは、旅行会社、航空会社、行政機関の観光課などが参加し、
旅行の販売や観光地のPRを行います。
そこで気が付いたのは、圧倒的な日本人気です。
基本的に他国は1国につき1ブースなのに対し、
日本は都道府県や時には市町村といった単位でそれぞれ1ブースを占めていたのです
。旅行展全体の約3分の1のブースが日本に関係しているようでした。
我が静岡県のブースもあり、盛り上がっていました。
日本や静岡県のどういった点が台湾人(外国人)にとって魅力的なのか、
逆に日本や静岡県はどういった点をアピールしているのか。
今までとは違う視点から日本や静岡を見る良い機会となりました。

引き続き中国語の力、特に会話力を伸ばし、さらに台湾への理解を深めていきます。(小栁)

台湾で学ぶ観光業

台湾に来てから1ヶ月と3週間ほどが経ちました。
寮の生活も慣れ、学校の授業にも慣れてきました。

学校の授業では、ほぼ毎週中国語でのプレゼンテーションがあり、少し大変です。
しかし、そのおかげで少しずつ話す力がついてきたと思います。
先週の授業では実際にカフェへ電話して飲み物を予約しました。
実践的なことも授業で経験できます。

11/8〜11/11の期間に開催されている
台北国際旅展へ行ってみました。
この旅展(旅行展)は台湾人をターゲットにしたものです。
日本人である私が敢えてそこに行ってみることにより、
何か得られるものがあると思い、足を運びました。
そこには日本各地や台湾各地、
韓国、ロシア、マレーシア、ハワイなどといった
世界各地の観光地が紹介されていました。
そこで一番驚いたのが、意外にも日本の中で静岡県のコーナーのあったことです。
イベントでも紹介され、
「ジンガンシエン!(静岡県)」という声が響き渡ったりしていました。
そのイベントに参加してみると、
クイズがあり、
台湾人の多くが伊豆半島や河津など静岡県について知っているようで、
私はとても驚きました。
つまり、静岡県は今、インバウンドにとても力を入れているということです。
私自身も観光業に興味があるので、
このことを知ったのは大きな収穫でした。

台北国際旅展

台北国際旅展静岡ブース

淡水の海岸沿い

週末には淡水という観光地に行ってきました。
淡水は綺麗な夕日や海、グルメが有名な観光地で、たくさんの店が連なっています。
他にも龍山寺や朝市、さらにはLGBTフェア時の西門にも行ってきました。
観光地を観察すると学ぶことがたくさんあります。

また、ある時バスの中で話しかけてきた男性と仲良くなりました。
その男性はもともと観光業に従事していたようです。
その人から色々な話を聞き、今後の自分の人生に活かしたいとも考えています。
引き続き、観光からも学び、中国語も上達できるように励みます。(杉山)

淡水の夕陽

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