静岡市保健所 食品衛生課 管理栄養士 健康プロデュース学部 健康栄養学科卒 酒井 郁矢

給食の安心安全を守る
管理栄養士として成長中

保健所では、給食を提供している施設に立ち入りし、給食業務の運営管理(栄養や衛生管理)が適正に行われているかを確認し指導しています。施設ごとに給食を提供する対象者の年齢や調理方法、提供する食事形態が異なるため、それを指導するために法律や調理技術、栄養管理に関する知識が必要になります。この仕事を通じて数多くの専門職の方に出会える上、これまで知らなかった分野を深く知る機会も多く、管理栄養士として成長を実感でき、とても充実しています。

「とこは未来塾」で培った
コミュニケーション力を発揮

常葉大学を選んだのは、目指す管理栄養士の国家資格を取得できる上、フードコーディネーターなど幅広い食の分野を学修できると知ったからです。大学では食に関する知識や調理技術はもちろんですが、コミュニケーションの大切さも学ぶことができました。私は「とこは未来塾」の活動の一環で、運動部の高校生に向けスポーツと食事の関係性を伝えるパンフレットを作成して講習会を開催しました。初めての経験で分からないことばかりでしたが、多くの学生や教員と意見交換を行う中、一人ひとりが本音で意見をぶつけ合い、すり合わせをしていったことで実現につなげることができました。現在の業務も職員をはじめ多くの業者との調整が必要な仕事です。関係者と密に連絡を取り合い、期日までに完了するためにどう進めるか考え、取り組んでいます。

Beyond the Stereotype(固定概念)
変わっていくニーズを把握し
常に模索を続けていきたい

市民の食の安全・安心を推進する業務も、時代に応じて変化が求められます。固定概念にとらわれずニーズを把握し、時代に合ったものを模索し続け、良い部分を継続しながら業務内容を見直していきたいと思います。
今、食品衛生課では、市民の皆さんに食中毒予防に関する情報や課の業務を紹介する動画を職員たちで制作し、YouTubeチャンネル「たべしず動画」に投稿しています。今後も食の安全・安心に関する情報を、少しのユーモアを交えて紹介していきますので、ぜひご覧いただければと思います。

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