市民活動グループ「世界を囲む食卓」を設立

在日フィリピン人に栄養管理や健康について関心を持ってもらい、日本人の交流も深めてもらおうと、常葉大学大学院国際言語研究科2年の青野真奈美さんが、市民活動グループ「世界を囲む食卓」を設立しました。
料理コンテストを通した栄養指導やレシピ集の作成、食を楽しみながらの文化理解・交流などの取り組みを通して、栄養管理や健康、食の観点から多文化共生を推進するプロジェクトを実践しています。

青野さんは10年ほど前から、経済的な理由で医療を受けられない外国人のために、東京都や静岡市で開かれる無料健康相談会や検診会に関わってきました。不規則な労働で食生活が乱れたり、異国で暮らすストレスで過食傾向だったりする外国人の相談を受け、「食文化が違うためか、日本の食事を中心にした栄養指導になじめない外国人が多い」と感じ、何かしたいと考えたそうです。

11月中旬には静岡市内で「フィリピン料理コンテスト」を企画し、チキンのお酢煮、魚のココナツ煮など、フィリピン出身の5人が「栄養バランスを考えた塩分、油分控えめの料理」をテーマに腕を振るいました。コンテストの料理レシピ集をホームページに載せる準備もしており、12月19日(木曜日)には、静岡キャンパス瀬名校舎学食内の「なかま」にて、フィリピン料理コンテスト出品作品を限定15食500円にて味わうことができます。

青野さんは「外国人に健康管理に興味を持ってもらうと同時に、日本人にも世界各国の食文化を知ってもらう機会をつくっていきたい」と話しました。