「富士山学」公開講座が富士キャンパスでスタートしました

学生や地元住民を対象に公開講座「富士山と自然の文化」が4月10日(水曜日)、富士キャンパスにてスタートしました。
世界文化遺産登録に向けて富士山学入門をテーマに、社会環境学部の教授陣や地域の外部講師が各回毎に、自然環境、文学、民族学など、多彩な視点で富士山の魅力を講義します。

初回は社会環境学部の嶋野岳人准教授が「富士山が高いわけ、美しいわけ」をテーマに講義を行い、軽石などを噴き出す爆発的噴火や溶岩が流れ出る非爆発的噴火など、さまざまな性質の噴火の繰り返しにより富士山の急な斜面となだらかな裾野が形成されたことを解説しました。

講座は毎週水曜日午前9時00分から午前10時30分、全15回で7月24日(水曜日)まで行われます。申し込み、受講料は不要ですので、ぜひお気軽にご参加ください。

開講日タイトル
4月17日(水曜日)「火山としての富士山 ―富士山の地質―」
4月24日(水曜日)「水の山・白糸の滝・柿田川 ―富士山の水―」
5月8日(水曜日)「富士山特有の雲 ―富士山の雲や気象―」
5月15日(水曜日)「日本一高い山に高山植物が少ない ―富士山の植物相―」
5月22日(水曜日)「富士山を登るホタル・カエル  ―富士山の動物相―」
5月29日(水曜日)「ゴミの山・富士山 ―富士山の環境問題―」
6月5日(水曜日)「富士山の景色はすごい ―富士山の景観―」
6月12日(水曜日)「風とシカに弱い富士の森 ―富士山の森林―」
6月19日(水曜日)「浅間神社と富士講 ―富士山の信仰―」
6月26日(水曜日)「富士山と二人の女性 ―富士山の神と物語―」
7月3日(水曜日)「富士山を讃える ―富士山と文芸―」
7月10日(水曜日)「人気の高まる富士登山 ―富士山の観光―」
7月17日(水曜日)「工場が集まる富士 ―富士山と産業―」
7月24日(水曜日)「富士山と生きる ―まとめー」