平成28年(2016年)年頭のご挨拶 ― 常葉大学長 西頭 德三

平成28年の常葉大学の目指す方向

松崎町との協定締結式

 常葉大学が誕生して4年目を迎える今年は、常葉大学として入学した1期生を送り出す節目の年となります。つまり、この1年は総仕上げのための1年にしていかなければなりません。
 昨年の年頭のご挨拶で目標として掲げたものは「地域社会との連携」でした。これをもとに平成27年度は地域との連携を推進するための包括連携協定を県内の2市町と締結いたしました。昨年1年を土台造りとすると、本年は実践の年にしていきたいと思います。

地域の期待に応える大学に

アスレティックトレーニングの実践
(心身マネジメント学科)

 大学教育の最大の目的は、「学生が生涯にわたり地域社会で自己実現を達成し、地域で活躍すること」だと私は考えます。学生は卒業後、各地域に就職し、地域を活性化していくこととなるでしょう。私は学生には大学卒業までに、地域活性化の実践者となって欲しいと思っています。そのためには、大学教育の中に「地域」と関わる機会を設けることが重要です。
 包括連携協定により、各自治体と協定を結ぶことは、単に地域を活性化することが目的ではありません。今後地域で生活していく学生自身が“実践の場”としてこの機会を有効活用して欲しいという願いが込められております。
 これからますます、地域の期待に応えられる大学として、邁進していきたいと思います。

 本年も皆さまにとりまして、良き年となりますよう祈念いたします。

2016年元旦
常葉大学長 西頭 德三