履修の手引き―…111…―生涯学習の専門的知識とコーディネート能力を養う。■外国語学部<英米語学科> 国際化が進み、多様な価値観が共存する地域社会において、グローバル時代に生きる子どもたちの言語教育に貢献できる教員の養成が必要である。外国語学部英米語学科は、実践的な英語コミュニケーション能力とその教育実践能力、英語の背景にある言語、歴史、文化、文学に関する専門知識および多文化共生社会への理解といったグローバル時代に即した英語教員が備えるべき能力の育成を目指して、以下のような教育目標を定める。(1)英語コミュニケーション能力に優れた中・高英語教員の育成 「読む」、「書く」、「聴く」、「話す(やり取り・発表)」の4技能5領域において高度でオールラウンドな英語コミュニケーション能力を備えた中・高英語教員を育成する。(2)英語の背景知識についての専門知識を有する中・高英語教員の育成 英語コアカリキュラムで設定された4領域(「英語学」「英語文学」「英語コミュニケーション」「異文化理解」)を核として英語に関する幅広い専門知識を備えた中・高英語教員を育成する。(3)多文化共生力を備えた中・高英語教員の育成 海外留学や語学研修、地域での多文化共生イベント等への積極的な参加によって、人と人との関わり合いを通じて言語を用いることの重要性や多様性を認識した中・高英語教員を育成する。(4)優れた教育力を備えた中・高英語教員の育成 第二外国語としての英語を生徒にわかりやすく教授できる教育方略を身につけるとともに、その方略を実践の場で活用できる教育実践力を備えた中・高英語教員を育成する。(5)生徒の模範となる教師像の育成 学び続けることの大切さを理解し、真摯に学ぶ姿勢を身につけ、生徒の模範となる人として豊かな人間性を備えた中・高英語教員を育成する。■造形学部<造形学科> 本学部における教職課程の特色は、美術・デザイン・工芸・鑑賞等に関する専門教育を基盤とした美術・工芸教員養成にある。美術・工芸科に関する専門性を身につけることで、豊かな知見から中学校・高等学校で学ぶ生徒たちに感動を与え、彼らがたくましく生き抜く力を得ることができる教員を育成する。また現代社会における諸問題について的確に把握し、美術・工芸という視点から解決のための協働ができる活動的な人材となることが求められる。(1)専門性を基盤とした美術・工芸科に関する専門知識と技術 美術・工芸科目における指導力を支える重要な要素は、教員の美術・工芸科に関する知識と技術である。これは、単なる知識と技術を指すものではなく、その知識と技術の背景にある様々な事象に対する深い理解、さらにはその領域全体の真理を感受することによって得られる認識を指すものである。専門知識と技術があってこそ、中学生・高校生という発達段階の異なる学習者に対して、正確な知識と技術を伝達することが可能となるため、専門教育を基盤とした美術・工芸科に関する専門知識と技術を修得する。(2)学校現場で活かすことができる実践力 授業実践力は、「分かりやすい、面白い、ためになる」授業を行える力である。学校現場で問われるのは、美術・工芸科に関する知識と技術とともに、学習者の興味・体験・知識に応じて、「如何に分かりやすく、面白く、学習者がために…なったと感じられる授業をできるか」という力である。美術・工芸科に関わる科目を通じて、学生が授業を行うことを想定し、教材研究、教材開発、年間指導計画・題材・指導案の作成、情報機器の活用、プレゼンテーション、生徒からの質問や予期せぬ行動への対応、個別学習や小集団学習の統制といった学校現場で活かすことができる授業実践力を修得する。(3)多様な問題に対応できる生徒指導力 美術・工芸の教員であったとしても、学校現場では生徒の多様な悩みや問題を解決する力、将来の夢や希望の実現を援助できる力といった生徒指導力が求められる。生徒指導力には、教育相談、生徒の実態把握や理解をするアセスメント、問題解決やキャリア達成のための個別援助計画を作成、学校・家庭・関係機関と連携するコーディネーション、教員同士・…保護者・地域の関係者に助言するコンサルテーション、危機管理・対応などに関わる力が必要であるため、教職科目等を通じて、多様な問題に対応できる生徒指導力を修得する。(4)教師としての職業モラルと職務遂行能力の育成 授業において、単に教職に必要な専門的知能や技術の習得を目指すのではなく、教員としての社会的使命や服務の理解、犯罪行為の防止教育等を通じて、教員としての職業モラルを修得する。同時に、社会人としての生きる力となる人間関係形成能力、コミュニケーション能力、情報探索・活用能力、ストレス対処能力、意思決定能力といった教員としての職務遂行能力も修得する。
元のページ ../index.html#116