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復興ワークショップが開かれました/社会環境学部

岩手県の大船渡市綾里中学校で7月14日(月曜日)、綾里地区復興委員会などによる「復興ワークショップ」が開かれ、本学社会環境学部が参加をしました。
ワークショップには、本学社会環境学部の学生と学部長の池田浩敬教授が、また首都大学東京の学生らも参加して実施され、中学生との交流を行いました。生徒は交流を通して、自分の将来と古里とのかかわり方について考えを深めました。
首都大学東京とともに本学社会環境学部は、震災直後から大船渡市で復興支援活動を行っており、2012年からは特に綾里地域のまちづくりにかかわっています。今回は、地域の未来を担う生徒たちがどんな進路を考えているかの傾向を知ることと、生徒たちに、自分の人生と地元との関係性を考えるきっかけにしてもらうことを目的に、学生たち特製の「人生ゲーム」を使って授業を展開しました。

人生ゲームは、進路の分岐点が「綾里」「東京」「東北」になっているなど、綾里に住む生徒たちにとって現実的な内容で、コマを進めると、ゲームの中でさまざまなスキルを得た証しとして「資産」カードを獲得することができます。
ゲームの中の生徒たちは、地元漁業を継いだり、東京の大学に進学するなどさまざまな進路を選択。40歳を過ぎて迎えるゲームの最後には「もしも地元でまた津波が起きたら」という仮定の事態が用意され、生徒が自分たちの「資産」を使った復興活動を思い浮かべました。

池田教授は「生徒たちには、綾里の外に出ても地元との縁が切れることはないということを知ってもらいたい。また。自分の人生の中で得た資産を、仲間同士で共有すればさまざまな可能性が広がるということも、復興のヒントにしてもらえれば」と話しました。

9月に行われる2回目のワークショップでは、学習成果を発表する予定です。