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ファミリーサポートセンター会員研修会で講演/田畑静代講師

富士市ファミリーサポートセンターの提供会員と提供・依頼の両方会員を対象とした「研修会」の今年度最終回が先ごろ、同市本市場のフィランセで開催され、本学保育学部の田畑静代講師が「子どもの発達と心」をテーマに講演をしました。
受講した12人に、幼児期の教育の重要性や年齢別の接し方、わらべ歌などについて伝えました。
田畑講師は、幼児期の教育について、「大切なのはその子の要求をかなえてあげること」だと説明。「要求をかなえるというのは、決して欲しがるものは何でも買ってあげるということではない。小さいことでも子供が言うことを最優先してあげるということ」だとし、「例えば、仕事から帰ってきて疲れているときでも子供がおんぶをしてほしいといったらしてあげること。お金をかけなくても子供の自己肯定感を築きあげることはできる」と説きました。
その上で「要求をかなえてもらったという経験を積み重ねることが、人を信頼するということにつながる。幼児期の人との関わりが思春期に大きく影響する」と強調し、わらべ歌に関しては、「小さい子にとってお母さんの声を聞くというのは非常に気持ちがいいこと。人の声が良いと認識するようになれば、大きくなってからの授業中でも人の声を聞こうとする。ぜひ肉声を歌ってあげてほしい」とアドバイスをしました。
また、顔を指差しながら歌う「ハナチャン」や、小鳥の指人形を使った「2羽のことり」などを、実演を交えながら紹介しました。